http://www.14thmoon.com/blog/14/14thmoon.cgi?date=2010.04.01
「漆に全身かぶれて、シャワーを浴びるとたまらなく気持ちよくて、はまる人がいます。」(亀谷談)
江戸川乱歩の世界・・・かしら。
ウーと10Wとご近所だった。
3つのギャラリーが同一線上に並んでいて、展示を工夫すると、結構遊べそう。
実用性のある花瓶や器、神具として奉納されそうな美術品等、「漆」の素材に多様性が感じられた。
また、どの作品も作家性に統一感が出ていた。
「漆」は塗り重ねて、使い続けるもの。
神社の鳥居が塗りなおされること。
民俗学的な共通項を探してみたくなる。
古いものを大切にし、保存・伝承する意思と疵を隠そうとする意志が、暴力的な刷毛の塗りと化す。
できたモノは真新しく、痕跡のない空の器。
エンターテイメント・マシンも、今後いろんなバージョンを作って、実用性と美的価値を追い求めないと。
漆がけのチョコバナナ、そんな存在で。

